アダン

アダンの採りごろを知ったが、割きごろ干しごろを知らなかった。嬉しくて15本も割いたが、あっという間に黴てしまった。

11月も下旬に空気がからっとするのを待って、割く干す必要があった。橙色に染めて、ただ今は潮風に吹かれて出船のボーを聴いておる。
染め残したアダンは、群青に染めます。生なりも若干は救われておる。トリッペンの靴展示企画の脇役にして、私の軸足が亜熱帯にある名刺がわりというわけです。土瓶の取っ手に巻く。