登野城漁港の青いサバニ

清剛丸、恵丸、さくら丸、二郎丸、優福丸、五月丸、八重丸、克宝丸、福剛丸、高福丸、良福丸、みえ丸、俊幸丸、昌行丸、みわ丸、海洋丸、海月丸。

島々を頻繁に結ぶ定期船が行き交う離島桟橋の北側にダイバーや釣り船・ヨット、新川に島いちばんの漁獲水揚げ施設と漁業市場がある。

離島桟橋の南に埋め立て人工島をつなぐ橋・サザンゲートがのびて、その橋の下あたりがタグボートの岩壁になっている。横付けしたタンクローリーに入れ替わり立ち替わり、給油船が接岸するポイントがある。

さらに南が登野城漁港で、くだんの青いサバニの船名を確かめに出掛けた。冒頭の17隻がサバニ、漁港内外に点在する漁船の一割がサバニと言ったところか。

干上がった新川の舟だまりには木質にグラスファイバーを張ったサバニも見られたが、もう姿を消した。新川の方の廃船はあらかた片づいているが、こちらはまた二桁の廃船が放置してある。官費か費やされる。
その中のサバニの廃船は、以下の五艇。


ナンバー3-70697 3-70510 3-70649 と二郎丸。番台で記したのは船名が消されているから。二郎丸が新旧符合するように、消された船名を容易に割り出せるだろう。

朝な夕なに港に張り出したベランダから私が熱視線を送るサバニがどれか、見当はついた。稿は改める。