ついで仕事

自走式の脱穀機の前はロビンエンジンが取りついていた。その前は平ベルト駆動でやはり富士重工の空冷300CCくらいのを据え置いて脱穀していたから、稲藁束を担いでそこに集めていた。

集める人こく人脱穀籾の収穫袋の係、さらには穂を落とした藁束を他所に積む者に、遊撃手というべき雑用係のお年寄りや半人前のコドモや子持ち……。つまりは三ちゃんでは事欠く、少なく言って五人くらいの頭数は揃った秋の風景。

旧式のコンバイン袋を、シュノーケル・ヒレ袋にする話の、以上まくら。緑はお古五枚、青は新作一〇枚。上下に二口ある特徴的な網袋を二つ折り、三つの持ち手で提げる。握りは平テープだったが外して、10φのビニールパイプを通した。