おおかぜ

朱印は正月の書き初め――といった意味だろうか? 教えて下さった安藤研一氏から当家新築のおり、「雨ショウショウ」なる軸が届いた。ショウショウはそぼ降る雨の様だろうが、携帯では変換できなかった。
母を亡くして間もない弟が書いたおおかぜは、紙端からはみ出る元気な筆遣い。台風時も開いている「結びのミュウジアム」の入り口に掛かっていた……という日が、はたして来るかどうか。

若くして逝った祐次、窓太、翔らが私のなかで境目をなくしていくようで、これが私の老いの混沌の始まりではないかと思ったりする。