2014-10-30から1日間の記事一覧

花芽

間近に見ると徳利棉の刺は、これほど。誰も寄りかかりはしないが、なにかの弾みに身を預けでもしたら怪我は免れない。先に報告した役所わきの街路に並ぶ徳利棉の一本に、夥しい数の花芽が晩秋の開花を予告している。並みいる木立を逐一見上げてみたが、何ゆ…

双こぶと十字

作業台の上に襷が掛けした荷紐の名残りを見つけた。手で払う前に脇に、あるものを添えて今朝のメモとする。かたっぽが見つからない靴下に、おにぎりの大小を収めた。 ひとり気に入ったが、小さい方のおにぎりを食べる人に今後の同意を得る必要がアロウカ?

渦巻き紋

白水の谷沢を登る島民避難跡を過ぎ、疎開児の防空壕まではじめて行く。道すがら蜘蛛の巣の、渦巻き紋に既視感を覚ゆ。

板のコ

ラワン材の合板に虫喰いの穴、板のコ。眉間広くて、人相見は薄幸と見立て。