花芽

間近に見ると徳利棉の刺は、これほど。誰も寄りかかりはしないが、なにかの弾みに身を預けでもしたら怪我は免れない。

先に報告した役所わきの街路に並ぶ徳利棉の一本に、夥しい数の花芽が晩秋の開花を予告している。

並みいる木立を逐一見上げてみたが、何ゆえ一本なのか。今年は拾おうとおもう。

邪険にしないで拾って「いただけないか?」と、新聞告知をおりいってしようと。