芒や砂糖黍・月桃の葉をひと結びした自然素材の護符のようなものを見たのは、島を訪ねるようになって間もなくのこと。食膳の隅にまた宿のベッドサイドに、なにか忘れもののような風情で置いてあった。切符不要の膝の上だった娘は、セーラー服を着ようかとい…
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