柴田さんが造った弁当箱にしたのは、無塗装の白木のままの曲げワッパだから。これが使い手には、意外にハードルが高い。団塊世代にも数えてみれば、お櫃(ひつ)が食卓にあったのは七〇年もムカシのことだ。気にもしなかったが、あの頃、我が家の台所の実権は…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。