「桑の実、まだ三月の路上にて」

石垣島で二月の個展から月を跨いでつづけたハンモックの手編み体験とその設営のパフォーマンスを、三月二二日白保珊瑚村にて終った。この島での挨拶のつもりだったが、予想以上の方々にお会いすることができた。この「上等」の滑り出しをどのように展開するか、ここらで止まって考えようとおもう。
一度中抜けしたがこの二ヶ月のあいだに島はみるまに湿度を増し、三月下旬の路上に桑の実が撒かれるに驚く。この実が初夏のものか秋口であったのか、島の陽気にあてられてすぐには思いつかなかった。そこここで見た。