どんど焼きに熊手

松の内木曽川でなく、天竜川くらいに境界線があるか? 当地では二週間ある。火にくべるものは厳選されるご時世、縁起物に類する「寿POP」を仕事にしたころ、こうした熊手や絵馬・お札などの天然素材化を試みたことがあった。どんど焼きで土に還しても安全なものという観点からだ。
営業中の店はないが、ことし買った熊手は、おちょぼ稲荷のもの。一月三日のことだった。オープンに間に合わずに灰にされる気もする。思わぬ伏兵が背後に現れて、竈にも着手できてない二月になっている。