島づたいで

2010/2・5 各紙の横綱引退のすみに、日本最古の人骨(浜北人骨14000〜18000年前)は石垣島の洞穴で更新されたと報じている。
発見された三つの骨はそれぞれ、20000、18000、15000年前のものと。その周囲に散在している骨は、2000年前のものとか。小さな島に流れたその長大な時間は想像をこえている。
ひとたびはアリタ、イマリに伝わった大陸の磁器焼成立技術はその後日本の周辺に伝播したと思われがちだが、島づたいに情報をこぼしながら拡がって行ったと考える方が自然ではないか。
パナリ焼きとは比較できない磁器の痕跡を、その島でみるたびに思う。