蒔く

ごく浅い30センチ×60センチの箱に、表土が見えないくらいにタネ籾を蒔く。大掛かりなローラーマシンがどのうちにもあったが見るねは稀。
植えるばっかりの苗を、農協から買うのだ。
きたる秋の収穫物を農協に出荷するには、それが条件だ。
日本の多くの百姓はつまり、「タネ播かぬ人」なのだ。

さてタネ籾の絨毯ができたら、それが隠れる程度に覆土してたっぷりと水を与える。