色紙

折り紙を五色かさねて、破る。
色ごとに四角く復元したら、同じ形の色を取り替える。
こうして写真のような色ちがいの構成を、五枚作った。
色紙交換とよんで、五人でするのも楽しかった。

磯村真紀はS市の窯やの娘、家業が傾いてお父さんが自死したときには掛ける言葉もなかった。
30年も経つ。

まだ何日か子どもたちの作品を焼く、何度か引き取り展示会を開いてからでも15年。