小笠原父島以後

石垣での二度目の、ハンモック展の設営を終えた。
この七月いっぱいを別件、ギャラリーの造作に充てているがもうナカビ。

明日はいったん島を離れるが、小笠原父島からの荷の到着は今日。なんとか間に合った。
みたび訪れた小笠原で、泥染めのTシャツを売っていたお姉さんに、手編みハンモックの素材の染めを頼んできた。気ナリ帆布と純綿ロープは、期待以上の発色。 土がなぜこれほど、美しいのか……。

前回も石垣以外でもモミジ・朴など広葉樹の丸棒をつかってきたが、小笠原クルーズが急なことだったので寸角を挽き割って間に合わせた。

余分に作ったので、この張り棒を石垣で使いきる。
張り棒にはハンモックのネットを構成する目数分の穴と、両端をかがって縁取る太ロープを通す大きな穴が空けてある。
これが手編みハンモックの「スタート・キット」。