通りがかりの砂だんご

紙焼きした写真を手に、初めて訪ねた。そうでもしなければ、通じない提案のように思えた。
何度か顔を出したので、今では砂だんごのおじちゃんがお話ししたいって〜と、取りついで下さっている。やれやれ。

接写してここに、その写真を掲げておく。

いかにもアットホームな感じのホームセンターの店先に、アングルを熔接して作った商品枠のようなものがあって、砂だんごが並べて載せてあった。

用を済ませて引き返してくると、びっくりするほど数が増えている。そばにいたコに聞くと、私が作ったと言う。

驚くべき多作で、四時間かかったと言うではないか。ひとつもらって、受けた手のひらにサインをしてもらっておいた。