遠近法でない

19穴と呼んでいる自作では最大に、小判鮫のようにミニアチュールを下から重ねてみた。

表はとっぷりと暮れた。編み目の不揃いは次第に解消されようが、慣れても日に一個だろう。
よしと思えるまでに2、30個できるだろうが、そこまでにしておく。

ネットはアダンの気根の細縄、吊り下げ紐は芭蕉の外皮二つヨリ。
端はガジュマルの気根、中空で揺れるヒゲ根をそのままつかった。
ヤニの滲む生だか、煮るなり晒すなりあるだろうがまだ知らない。枝拾いの散歩でむしってきただけの思いつき。