風に揺れるガジュマルのひげ根とアダンの気根で撚った細縄でハンモックの展示模型をいくつか作ったが、人の載れるオーガニックなのを一つ……と取りかかったのが修子さんの綯った三つよりを使うもの。
それはつかわず芭蕉で編んだネットには、サイザルロープを三点で支えるように取り付けた。
芭蕉でも強テンションは同じ、三桁間近の某を載せてびくとも沈まない。
この問題点が充分に検討されたとは言えない。
棒結びに芭蕉の皮部分を使うと、こんなふうにコントラストが美しい。
吊り手のループはしばしば取り替えるので、芭蕉でも芯材(二ヨリ)でなくちゃもったいないだろう。