やちむん館工房の白保の森で

この磁器のかわいい土瓶はアケビで野趣に富んだ巻き方をしたものだが、島の亜熱帯らしい植物繊維やツルで取っ手をしつらえたものを演出してみよう。ギャラリーのささやかな思いつきのために、素材をひととおりあたっておきたい。

それにはこの森は、最適。撮影の合間に案内してもらって、いろいろ教えてもらった。

修子んに綯ってもらった三つよりの、クバ。マーニの葉芽(とんがり)、ガジュマルの下を這いずりまわまっていた蔓(?)。クロツグを身に纏う仮面神……と表現されるときの、クロツグ。それがマーニの若い幹に派生する外皮(ヒゲ?)だと、今日知った。