クロツグ

クロツグという植物はどんなものか?
アカマタークロマター、シロマターも。
島伝いに南方の仮面神が北上して、八重山から九州に到達する多彩な面々が現存し、また衰退の境目にながらえている。
自分に役立てることはないだろうか?

日に焼けて泥で彩られた裸身に身にまとうそうもくの中に、このクロツグがある。

知ってみるとクロツグは南の島のどこにもある木の外皮に派生するゴワい頭髪といったもので、シュロのそれに似ている。 
シュロよりやや繊細で強度に富み、色は名のように黒い。

老いて白髪が混じるように色調に乱れがある。経年変化か日の当たり具合か、まだよくはしらない。