紙ヒモにも作法

オーガニックなハンモックの手前、巻いたハンモックを縛るにも天然繊維……というほどでもないが紙ヒモを使っている。
今年は朝から編んで午後にはソレで昼寝する!レクチャーをするよていだが、紙ヒモを使おうかと思っている。

タイヤのような巻き取りの片側に「引き出し口」と表示、その側が選ばれたのは言うまでなく気紛れでない。
ためしに逆らって反対側から引き出してみると、ネジネジになって出てくる。無理に伸ばそうとすると折れる箇所が生じて、結束や吊りに使用中に断線しやすい弱点ポイントになる。

ヨリ縄のヨリの集中箇所をチンクと言うようだが、小縄で構成されてはいない単に紙テープを撚った紙ヒモでも、同じ現象はみられる。
こうして拡げてみて先の繊維を顕微鏡でのぞいてみたら、そこでチンクが起きた痕跡があるだろう。


作法無用の技術について。が、つく。