漂着ロープで編むマット

ビーチクリーン運動のようなものに、与していない。
厄介者は外からやって来るという、想像力の貧しさが情けない。むろん旗を振っている奴は、そうと知っている。

いずれ旗色を明らかにすることになる、こんなロープを浜で拾っているのだから。
もうしばらくこのぐったりした浜歩きをして、棄てられたロープを貯める。

結びは用意に解けない。
そーっと洗うのだが、繊維がばらけてしまう。
大きなマットを編みたいのだが、まだまだ先のことだ。