間違いの完成形「共有と強要」
三〇〇本編んだが、これほどきちんと間違えたのは初めて。
さそうあきらの「コドモのコドモ」全三巻中、夕べ二まで読み終えて、さあてどう話を切り上げればよいか……なんて、他人事ながら考えていたからか(*^^*)。
私は顔にも、句読点うつな。
二つのハサミの先をご覧いただきたい。端ロープでネットの両辺をまつり忘れて、仕上げまで来てしまった。
編み物は先へ先へと仕事を進めるので、間違った箇所を見つければそこまでほどいて戻らなければならない。
オリジナルの網針でネットを編みながら、四種類くらい想定できる網針のさばき方の間違いを示す。
次にみんなで間違えてみる、次はこうも間違うまたはこうも間違い得る……と、今風に言えば間違いを共有する。
これが私の、手編みハンモック教室のスタイル。
もっとも端ロープでまつり忘れて、仕上げまで間違いを完成させる……ことを強要させたことはない。