風景になじむプラスティクス

飛行場は遠くなったが隣接する轟公園園地の工房に、車を乗り捨てて飛行機に乗れることになった。

その工房に駐車して辞すると、たくさん巣くっている猫の傍らにPP製のハンモックが丸めてあった。

私にはいらにゃいと彼女はいうわけだが、他でもない。すぐ劣化する樹脂ロープで編んだ「初級」講座の成果だが、この劣化が曲者。

プラスティックの「スープ」になってこの地上に果てしなく堆積して、利便性を享受した者共の首を絞めるというのだ。