鎌、槌、レーキや写真のフォークのようなものが、鉄器が重要だった遥かな時間を何かの拍子に喚起する。
ゲンノウの柄ひとつ替えるのも、やってみれば易しいことでない。
出来合いのスペアでさえ、何度やってももとのしっくりした感覚が得られない。
くたびれたからといって挿げ替えるまえに得心のいくまで振って、その感じをよく覚えておいてから外すとよい。ヨキ、斧、鉈。
ノコの柄を気紛れに替えて後悔して以来、経験に学んだことだ。
今年は青テントで久しぶりにパフォーマンスを重ねることになりそうだが、まずはこれから始めよう。