五本撚りの首吊り紐

ミステリーゾーンの14枚目のDVDに、「縄」。切れたロープのお陰で、死なずに済んだ話。五本撚りだという。

繊維が粗悪な質や紡績術が未発達なら、撚り数を増やして耐久力を高めたのか?

ロープといえば編み紐が主流の時代だが、私が使っているのは撚り紐。二つ三つ、四つまで。手撚りでこれ以上は無理だし、その理由もない。撚り数だげのドラムが回転しながら綯い進む縄綯い機を、かすかに覚えている。

藁の太縄を綯う。コモの縦糸にする細縄を作る、ラッパ状の差し口のある機械もあった。
島の民族資料館がコレクションするには、半端な時代のキカイなのだ。ありがた味の薄い、道具の不遇な時代というものが存在する。