栞のいらないひととき

ムーミンのキャラクターが一人づつ画かれたパスタ皿を、三セットもっている。下請けの窯屋がデットストックを、無断で処分したものだ。年に一度の地場の市でのことで、大目にみられてるが、国外とやり取りするエージェントはいつまでもそうは言ってられないだろう。
あとどのくらいあるかと倉庫に出向いたが、買い取らなかった。どうしてだったか覚えていない。

年末からトーべ・ヤンソン展が巡回を始めるニュースがあるから、あれが残っていたとしても割られてしまう。

高揚して過ごした今年は、気がつけばからだ中がイタイ。長湯のたちでないので、本を読むことにしている。栞がいらない。小口を見れば、どこまで読んだかがわかるのである。

文庫本しか持ち込めないので、読書歴に新傾向あり。トーヤ・ベンソンの短編を読む。ムーミンだけのはずないとは思ったが、一筋縄でいかない。