結縄とロープ・ワークのミュージアム

タタミ96枚敷きくらいの何かの倉庫の残骸が、この島のあちこちの緑の中に埋もれている。寸法を歩巾で測ってみると、その廃墟らに規格があることが分かる。

先住者に聞くところによれば戦後の一時期、養蚕を奨励して、あちこちにこれほどデカイお蚕小屋建造を助成したことがあった云々。

地方交付税のばらまきの口実であって、生糸などまともに出荷なぞされたことはないとか。

中でも二棟並列している伊野田小学校南など、いちばん気に入って時に立ち止まったりしてきた。この墜ちた屋根を未来象か何かのように映るのだ。

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