とっくり棉(キワタ)ここまで
作年末から春先までどのとっくり棉に花が咲いた咲かないと言って、実がどうのとメモを重ねてきた。
以来今年も半ばに達して台風9・10号到達を予感して、この件を締めくくった。
まだ実の付いているとっくり棉を、この手に収容した。
緑蔭で風待ちの風情のぼやけたものは見逃して、まだラグビーボール状をとどめているものを選んだ。
三日もすれば樹のものは遥か洋上を、着地点を求めて勇躍するだろう。徳利棉の実に大小の種類があると思われたが、結実充実までの時間の長短によるものだと思い至った。