The Cure

レンタル店のケースには「マイフレンドフォーエバー/ピーター・ホートン」導入-201206の、ラベルが貼ってある。

難病ものという区分けにされるだろうが、作られた1995年からエイズの受け止められ方も少しづつずれてきた。

ここでの着眼点はスニーカーにあってエンドマークを観ながら、そういえばカメラは少年の足許のアップから始まったなと思うのだ。

柩の中の子がスニーカーの片っ方を抱いているのは、野営中死の孤独な不安を臭いスニーカーを抱いて現実に引き戻すエピソードに基づいている。