おとな旅メニュー「風待ちの渚」

わざわざオトナとことわらなくてよい日が来ることを目指して、浜歩き、流木を焚いてお茶・曲げワッパのお弁当、ハンモックで昼寝、どのページからでも読める読書、顔に一冊屋根を葺く。以上をメニューにした極小ツアーを、かねてあたためてきた。

この三枚の組写真が、そのヒント。島を取り囲む白波か途切れるポイントが、この島の周囲に一ヶ所だけある。入れ替わり立ち替わり、そこに巡視艇がいる。石垣港内の海上保安庁停泊スペースかは、はみ出しているのだ。

この地の利からかつて交易船が台風をやり過ごしたり汐待したりして、座礁沈没した痕跡が
今も打ち上がるのだ。三ヶ月ぶりに行ってみると、中国青磁片がこれだけ。

アンチーク雑誌「小さな蕾」にだけ広告を、出そうと思います。今秋から週イチで四名まで。六〇余ページの案内書を、ハガキでご請求下さい。誌題が「風待ちの渚」というわけです。