アコウの林、枝打ち。

アコウの芽吹きは年に二度というが、まず時期を逸した。もう少し空いておかなければ、台風に樹勢をそがれてしまう。水道管・電線ケーブル埋設をゴンさんにさせておいてその間、枝打ちをしようと思っていたのだが。

7メートル9メートル11メートルなどと長短ある二段梯子をかついでみて、7メートルのものにしてしまった。アコウの中ほどまでこれで届くとの、考えが甘かった、立派なアコウを喜ぼう。

すっかり若葉を纏ってしまった現場にあてがってみたら、アコウの林のスケールを再認識した。トックリキワタのパンヤ収穫につかった、四メートルの高枝ハサミもある。

七メートルの最上階から四メートルの高枝ハサミを操る──、出来ると思えない。活動期に入った枝は、ハンモックの材としても不向き。

このアコウの林があったから、ここにしたんじゃないか! 通水通電が成ったら、こう呪文を唱えて枝打ちに励む。台風シーズン前にすることの二。一は──。これより長いハシゴは、今の私には無理、だいいち重すぎる。