あいのかたちになぞらえた七つの恋の結び

いささかドーカとも思うが、いよいよ
来春オープンの「ギャラリーパナリ」の尖兵がコレ。

トゥルーラバーズノットの右は「かた二重恋人結び」と、只今命名。しばしばスニーカーにも結んだものだが、そもそも恋愛が不平等なものでそれこそが種の存続の原動力だ──。そんな感慨を込めてきた。

左のふたつが各々そう呼ばれることに、異論はないだろう。最右翼は月並みなテグス結び、フィッシャーマンズ・ノットは言ってみれば「相引き結び」。

ロープワークのテキストに、その名を見たこともある。著者を即答出来ないが、来年のレクチャー・スケジュールには併記しておく。

さて中ほどの思い結びに対して「思われ結び」は、やや問題だが「思い結び」と結びのスジが逆になっていることを由来している。この名を見聞きしたしたことは、実はない(^^)

くだんの思われ結びと逢い引きに挟まれた「叶う結び」について。声に出せば当然カノウムスビだかここはひとつ、恋が「かなう結び」でお願いしたいワケ。

ギャラリーの両壁面、白保のやちむん舘工房、ばんやカフェ、伊野田の「アコウの森」の山ノ神のもと──。それらに見本額のように掲げます。

※ 山ノ神は「土帝君(tu-di-gong)」だと称して、生家春日井原の開墾田くろから運んだもの。クロは、尾張方言で脇とか「片隅」ほどの意。


ルーシーから数えれば318万年続いた手の技の火が、いま消えようとしている。これをそのまま、見ていることはできない。ヒキンだが惹句をもとともしないで、来年こそとの気持ちです。