思われむすび。

思い結びと対になったむすびに、とくに名がない。逆のむすび──と表現されたり、「裏のむすびと」と言ったりされてきた。

思い結びの対がそれでは可哀想だと考えた人は、今までにいなかったか。そこでこれを「思われむすび」と呼んでおく。

ニキビの顔面配列「思い・思われ・振り・振られ」から、連想している。この結び額「7+1」が恋占いのような趣をもっているのは、瀕死の状態にある紐と結びの現状に若い目を向けたいと望んでいるからだ。

この後は気後れすることなく、この道を進む。展開の導入部に限ってのことだから。別件だが「
振り振られ結び」と呼べそうなものはないか?