六ミリロープを靴に使わない。

六ミリロープじゃ、いつまでたっても痛い。綿より柔軟性があるクレモナロープでも、六ミリはやり過ぎだとあきらめる。何度も洗い晒したが踵が遊ばない程度に緩く締めても、甲のあたりがいつまでも痛い。

使役用済み余程の古ロープでもなくては、六ミリをスニーカーに結ぶのは実用的でない。ま、これならいいんじゃない――と履いて出ても、昼まで地べたの道を徘徊してると裸足になりたくなってくる。