2017 09 19

こっちから、こう通す。向こうから、折り返す。左に捻る、右に撚る……、思いつきで大した考えもなく二段重ねの弁当箱を縛る。

ほんの少し時間がかかるとすればそのあと写真を撮ろうと、何秒かじっと見るときだ。

暮らしのなかの結びが絶えてしまわないように……、これが曲げわっぱ弁当の毎日だ。いつか弁当箱を結ぶ一〇〇通り、なんてことになるか?