みどりの柔肌

使いなれた純綿の三つ撚り紐で添え木に括って、まだ半年足らず。徳利キワタの境界並木になる苗木に、こんなに食い込んで痛々しい。相性はよいはずだが、幼すぎた。

種子から育てた若木の成長と朽ちるロープの寿命を、読み違えるとこういうことだ。ハトロン紙で縒った紙紐も島外壁から細中太、何種類か仕入れている。

コヨリ程度の紙紐で、次は括る。添え木はハウスのパイプ。わが桃里の緑陰に、大量に投棄されているものを再利用している。徳利キワタの苗を100本くらい育てたが、ちょっと訳ありでまた続きをすることになった。