赤土で藤永法子(小笠原父島)さんがそめた

染料と顔料の違いは粒子の細かさの違いにすぎない。化学染料にはまた別の分類があるだろうが、土や植物を使っているところでは、色落ちすることがその証明であるといえる。
番手の荒い糸の表情が、土の粒子を気持ちよく繊維が留めていると言っている。

湯通ししてふやけていっそう太い四ミリロープを、白いまま編みつけたこのコントラストもよい。

これに合う流木を、明日は探しに行こう。犬でもいれば……なんて思うね。