結び目のないハンモック

ハートアンドソウルだそうだが「愛が微笑む時」という、なんとも言えない訳題になっている。買い付けたバイヤーはいいと思ったが、ビデオ化まで長々とお蔵になっていた。原題で短期で打ち切られて、ビデオ化される際にテキトーな訳題になった。

思いを残して不慮のトロリーバス事故死を遂げた、五人にとり憑かれた男が主人公だ。何かの事情でもったいない出来のこの映画に、北米でいちばん出来のよいこのハンモックに再会する。

石垣の七年間に二種類のハンモックをリメークしたが、実はこのタイプをまず第一に出直ししようと考えてきた。今年も出来そうにないが、この映画と同じハンモックを35年ももっている。しかも一度も寝たことがない。