午前5時48分の動力サバニ

日の出前いちばん爽やかな風に誘われてベランダに出ただけで、くだんのサバニを見るために早起きしたわけではなかったが。
フツーの船に比べたら速いが今朝はなんだかいつもより、ゆっくり港を出ていった。

それでも後部に波しぶきを撒き上げて、矢のように疾走している。今朝はベタ凪ぎだがそれでも、舟体なかほどは波間に隠れそうだ。
1・5メートルも波がある日は、見ている方もスッとするような韋駄天っぷり。

彼を見ようと起きてくる目安を午前六時としていたが、少し早めなければならないナ。