2009-01-06から1日間の記事一覧

与那国島でハンモック

今年の仕事の手はじめは、ヨナグニからだ。昨年ヨナグニの浜に漂着した流木を、まずは初春の日に並べてみる。二月の個展にはこの中から四本を選んで、二組のハンモックを仕立てる。一列に穴をうがつと、塩水に晒された流木であるのに木の香がするのが性がよ…

野焼き

野焼きというとすっかり産廃の不法焼却という語感だが、収穫後に野らに煙りたなびく稔りの秋の風物詩だった。 ふるさとのプラットホームに立つと、気持ちのよく焼かれた田を望んだ。金属製のクマデのような道具で付きっきりで火を延ばしながら焼かなければ、…

大晦日に失敬

サネトモとお供の藁人形は出穂の七月、虫送り神事に使われたもの。春日井市内廻間の部落に今も残る。自宅から車で三○分も離れているが、明日には灰になるやもしれぬと大晦日を待って頂きに参上(内緒で)。 ここ何年か虫送り直後に写真に収めてきたが、どうし…

今年のつづみ1

自分でわらつづみを立てるようになると目が馴れて、散歩の折りおりに方々に立っているのに気づく。私の農についての取り組みを、藁に始まるということにするのだか、つづみを見かけるたびにその作者を訪ねたい気持ちになる。 タイワンのエアバス墜落の慰霊公…