柄を焼く

すでに多くを燃やした後の写真だが、備中鍬鋤の類い火中。折れた歯を接いで膨らんだ痕が、どれにもある。丸に勇の焼き印。

新たに用意した楔は、捨てがたい。枝木や手製の柄に上手く取り付かなくて、出来合いの柄を使った残り。

片手ハンマーの柄ひとつすげ替えるにしてもいざ空振りしてみると、しっくり来ることは一〇辺に一度あるかないか。一〇や二〇雁首を代えたくらいで、出来ますとは言えないのだ。