早寝

アコウの森は11本のアコウ──というこにする。根廻りをいくらか綺麗にしようと、心掛けている。
今日は倒木を車で引きずって、片付けた。山に積んで焼く。

宮城さんにトラクターで一度起こしてもらう前に、これを終わっておきたかった。アコウの根元をもう少し綺麗にして、11区画に分けてオーナーを募るといいが可能かどうかまた分からない。

オーナーはおこがましい、アコウより年下の者は「従者」と呼ぶのは、どうだろう?

「空中分譲」従者を求む──。アコウの樹上に小屋架けをする。大きな巣箱のようなものが、11コもある森だ。

そもそもアコウは一本二本と数え難い幹の形状をしているが我がアコウの森は、ほぼ15本のアコウて成立している。二本あったらハヤシ、三本ならモリ──なわけはないが15本でモリ─を名乗るも気恥ずかしいくらいだ。

幹の落葉の陰に、背丸箱亀の甲羅が覗いていた。もうお休みらしい。空中分譲の本気度はどれ程か?